アレルギー外来

アレルギー外来では

アレルギーの症状は人によってさまざまですが、主にくしゃみや鼻水、涙や眼のかゆみ、皮膚のかゆみや発疹が突然起こります。従来は症状を和らげるために内服薬や点鼻薬・点眼薬を服用する対症療法がメインで、症状が持続する場合は薬を飲み続ける必要がありました。当院では、根本的な体質改善を目的とする舌下免疫療法を行っており、長期にわたって症状を抑えたり、症状を和らげたりすることが期待できます。

舌下免疫療法とは
(ぜっかめんえきりょうほう)

アレルギーの原因物質である「アレルゲン」を少量から投与することで「アレルゲン」に体を慣らします。『アレルゲン免疫療法』の一つで、自宅での治療も可能なため、近年主流となっています。今まで対症療法のみでは症状を抑えきれなかった方小児期よりスギのアレルギーが強い方将来的に対症療法で使用する薬を減量したい方などは舌下免疫療法がお勧めです。

治療の対象となる方

     
  • 16~65歳の方
  • 「スギ花粉」のアレルギー症状がある方

※以下のような方は、治療を受けられません。

  • 重い気管支喘息の方
  • 妊娠中、授乳中の方
  • 非選択的β遮断薬や全身性ステロイド薬などを服用中の方
  • 悪性腫瘍・自己免疫疾患・免疫不全の方 など

治療の流れ

初回導入時の薬品供給が不安定な状況のため、杉舌禍免疫療法の初診時は事前に電話でご相談ください。

初診

  • ① 問診、鼻内所見などの診察、服用中の薬などの確認
  • ② 採血によるアレルギー検査(原因となるアレルゲンを特定)

初回の投薬は院内で(初診から約1週間後)

  • ① 血液検査の結果を確認
    スギの場合、治療対象となります。
  • ② ご自身で舌の下に錠剤を置く
  • ③ 投薬後は30分の安静
  • ④ 30分経過後に再度診察
  • ⑤ 副作用が無いことを確認後に今後の治療方法を説明
  • ※スギ花粉症はスギ花粉の飛散時期(1月から5月)に投薬を開始できません。

2回目以降の投薬はご自宅で

  • ○ 毎日1回の投薬を3~5年間継続
    アレルギーを起こす原因物質に対する免疫反応を和らげる(体質を変える)治療です。アレルギー反応を起こさない程度の体質になるまでに3~5年の治療期間が必要とされています。
  • ○ 保険での処方のため、毎月1回の受診

費用について

初診

アレルギー検査が必要な方は初回に5,000~6,000円程度(保険3割負担の場合)

2回目以降

医院での診察費と薬局での薬代で1か月3,000円程度(保険3割負担の場合)

副作用について

 
アレルゲンを投与する治療のため、アレルギー反応が起きる可能性があります。また、アナフィラキシーとよばれる強いアレルギー反応を生じる可能性もありますが、ショックに至るような事例は通常の投薬例ではありません。なお、副作用はほとんどの場合、投薬開始1か月以内に生じるため初期は注意が必要です。

主な副作用

  • 口の中の副作用(口内炎、舌の下の腫れ、口の中の腫れ)
  • 喉のかゆみ
  • 耳のかゆみ
  • 頭痛 など
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