物忘れ外来

物忘れ外来とは

物忘れ外来では、「すぐに忘れてしまう」「思い出せない」といった認知症のような症状が、「加齢による物忘れ」なのか「認知症によるもの」なのかを診断します。
2025年には高齢者の5人に1人が認知症になるという推計もあります。ご自身やご家族に異変を感じたら、なるべく早く受診されることをお勧めします。

「加齢による物忘れ」と「認知症」の違いとは

加齢による物忘れと認知症は一見似ているように見えますが、認知症には「起こったことをすっかり忘れてしまう」という特徴があります。
例えば、加齢による物忘れは「夕飯を食べた事は覚えているが、何を食べたのかが思い出せない」のに対し、認知症は「食べた事自体を思い出せない」といった違いがあります。そのため、認知症の方はご飯を食べた直後でも「ご飯はまだ?」と言ったりします。

このような物忘れや変化がありませんか

    ①物忘れ
  • □ 同じことを何度も聞くようになった
  • □ 人と会う約束や日時を忘れようになった
  • □ 直前の出来事も思い出せなくなった
  • □ 物を失くしたり、置き忘れたりするようになった
  • □ 水道やガスを閉め忘れるようになった
    ②今まで出来ていたこと
  • □ 家事ができなくなった、しようとしなくなった
  • □ 物事への興味・関心が希薄になった
  • □ 服装や身だしなみを気に掛けなくなった
  • □ 簡単な計算間違いをするようになった
  • □ 良く知ってるはずの場所で道に迷うようになった
    ③性格
  • □ 些細な事でも怒りっぽくなった
  • □ ひどく疑い深くなった

認知症の種類は

最も代表的なものは「アルツハイマー型認知症」で、物忘れから発症することが多く、ご自身では発症に気付かないことが多いです。
他には、脳梗塞や脳出血を原因とする「脳血管性認知症」、幻視やパーキンソン症状を伴う「レビー小体型認知症」、初期から人が変わったようになったりする「前頭側頭型認知症」があります。

軽度認知障害(MCI)とは

認知機能は低下していますが、認知症とは診断されない前段階と言える状態です。将来的にアルツハイマー型認知症などを発症する可能性があるとされています。
また、認知症への進行リスクとして、糖尿病や高血圧などの生活習慣病が挙げられており、これらの治療は進行抑制のために重要とされています。

早期発見・早期治療が大切です

アルツハイマー型認知症は、放置していると進行します。また、明らかな症状が出る頃には、脳がだいぶ萎縮してしまっていることが多く、現在治す方法がありません。
しかし、薬によって進行を遅らせることは可能です。そのため、早期に正しく診断し、進行を遅らせることが重要となります。
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